留学生活が始まって生活していくと感じる「暇」。
これを克服できるとできないとでは、毎日の生活が大きく変わります。
「暇」を克服するために学校の先生に「地域の野球チームに参加したい」と伝えチームに参加しました。
ネイティブしかいない本気の英語の中で、どのように過ごしていったか、何を感じたのか、大変だったこと、学んだことを留学体験記でご紹介します。
留学の暇を克服する最大の武器は「挑戦力」
留学中の暇を感じたわたしは、学校の先生にお願いし野球チームを紹介してもらいました。
早速、渡されたメモ用紙に書いてある電話番号に早速電話をかけてみました。
英語で電話をかける時、呼び出し音が日本と違うのでいつも緊張しちゃいます。
5コールほどで「Hello」と甲高い声の男性が出ました。
経緯を伝えようとすると、学校の先生から聞いていて分かっていると。それよりも明日試合があるので是非一緒に行かないか?と誘われました。
二つ返事で「Yes I will」と伝え、午後2時に近くのセブンイレブンの前で待ち合わせることになり電話を切ったのですが、電話は会って人と話すより何倍も難しい。
なぜなら「口」や「表情」が見えないので声だけを頼りに聞きとるのが難しいからです。
英語を聞きとろうとすると人間は自然と相手の口元や表情を見て、その動きと聞こえてくる英語と合わせて理解しているのだと改めて気付きました。
電話の中で特に難しいと感じた事は電話番号、お金、時間に関する「数字」。
- ○○時にどこどこへ来てほしい。
- ○○ドルかかる。
- わからなかったら、この電話番号にかけてほしい。
簡単なようだが実際に電話で聞き取る場合、聞こえたままの数字を書くという訓練ができていないので、一瞬頭で変換する作業が入る分難しいんです。
でも、これは慣れの問題が大きいので、「慣れれば大丈夫!もし自信がなければ聞き直す勇気があれば何とかなる!」
と感じました。
翌日、予定の10分前にセブンに到着。
やはり日本人…外国でも10分前行動が身に着いているんです。
5~10分くらい遅れて爆音を鳴らした赤いスポーツカーが勢いよく入ってきました。
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初対面!
「Hi, How are you doing?」と、
30代の長髪男性とファンキーな奥さん、5-6歳位の息子が車から出てきました。
あいさつもそこそこに、車に乗り込むと後部座席に息子の姿が。
しかし、エンジン音が凄過ぎてほとんど会話ができませんでした。
唯一会話ができるたのは信号待ちの時だけで、出身や家族構成、野球歴、カナダの暮らしについて興味深そうに色々質問されました。
30-40分ほど移動してグラウンドに着くと、既にチームメイト12~13人が待っていて年齢は16-20歳、背が高く体格も良い選手がほとんどでした。
自己紹介を済ませるとコーチから「今日、新しいユニフォームを用意しているので仲間になって一緒にプレーしないか?
ユニフォーム代と移動費などを合わせると100ドルかかってしまうが、どうか?今から始まる試合に出ないか?」と誘われたのです。
彼らにとって日本人と接する機会が初めての様なので、ここでも色々興味深そうに質問されました。
彼らが知っている日本はこんな感じです。
- TOYOTA
- SONY
- SUSHI
- NOMO
日本の場所は知らないようですが、やはり「車」「バイク」「家電製品」で有名な国らしく、もちろん「SUSHI」も知っていました。
そして最後の「NOMO」とは1997年当時日本プロ野球からメジャーリーグに移籍した「野茂秀雄」投手です。
私は名前を呼ぶのが難しいらしく、その日から「NOMO」と呼ばれることになりました。
本気の英語を体感し挫折する…
もろもろ含め100ドルを払い、早速手渡されたユニフォームを着て練習に参加しました。
正直、まさかこんなに早くコミュニティーに参加できるとは思ってもいなく、しかも好きな野球が異国でも出来ることが凄く嬉しかったです。
仲間と一緒にウォーミングアップをするんですが緊張のあまり言葉が出てこないんです。
そんな私を見かねたのか「I君」が話しかけてきてくれたのでですが、言葉のスピードが速い上に、スラング混じりのため半分も理解できず…
学校の先生、ホストファミリーは「外国人」としてゆっくり分かりやすく話してくれるので「英語が聞き取れる気になっていた」だけで、初めてネイティブのエグい英語を目の当たりにして、こんなにギャップがあるんだ…と自信を失ってしまいまいした…”(-“”-)”
大好きな野球ですら楽しさがどこかへ行ってしまって、急に孤独を感じてしまいました。